北村克哉さんが36歳という若さで亡くなりましたが、死因は若いボディービルダーに多いとされる心臓発作なのでしょうか。
北村克哉さんはボビーオロゴンと昨年対戦し、亡くなる前日にはTwitterで元気な姿が投稿されていました。
平均男性の6倍上げるというベンチプレス、家族がいたのかどうか愛犬のWINくんについても紹介しています。
北村克哉の死因は心臓発作?「若いボディービルダーが次々と亡くなっている」
北村克哉さんはプロレスラーでボディービルダーとしても活躍していた36歳ですが、10月12日に急死されたそうです。
自ら救急車を呼んだとのことで、病院に着く以前はまだ意識があったようです。
しかしその後、その日のうちに亡くなってしまったようです。
亡くなる前日にはTwitterを更新していて、いかに突然の死だったかが分かります。
ピーターアーツ選手と映る姿はファンとしてはすごい2ショットです。
海外のトップアスリートのピーターアーツに、日本人で劣らずむしろ勝る勢いの体格はさすがの一言です。
死因は14日現在明らかになっていませんが、原因として可能性が高いのが、心臓発作です。
ボディービルダーが若くして急死する例は今回が初めてではなく、過去にもあります。
同じく44歳のボディービルダーが心臓発作でトレーニング中に亡くなっています。
前兆があれば、通院によって改善が出来ますが、突然死が多い病のようです。
25歳のボディービルダーもまた、心臓発作が原因で亡くなりました。
ボディービルダーの外見は筋骨隆々で、運動も一般人よりしていて健康的にも見えますが、心臓発作で亡くなる方が後を絶ちません。
身体を鍛えることは出来ますが、内臓を鍛えることは出来ません。
いくら身体の筋肉がついても、内臓に筋肉はなく強くなったり大きくなることはありません。
筋肉が発達するほど、送る血の量も増え心臓への負担が大きくなります。
ボディービルダーが連続して亡くなる原因の一つとして考えられるのが極端な食事制限です。
ボディービルダーの中でも、北村克哉さんの食事内容は群を抜いていました。
1日の摂取カロリーが7000~10000キロカロリーとのことですが、成人男性の平均カロリーは2200キロカロリー前後なので、4倍以上接種していたと考えられます。
水を2リットル飲みましょうというのは、健康法としてよく言われますが、それをはるかに上回る量の10リットルを摂取していたようです。
一方で、アナボリックステロイドが原因だとする意見もあります。
アナボリックステロイドは、筋肉増強のために使われることが多いです。
アナボリックステロイドは錠剤として接種出来たり、注射してくれるクリニックもあります。
筋肉増強の効果が期待できる一方で、大きな副作用があります。
食事も何でも適量というものがあり、度を越えると何でも身体に悪いといえるのではないでしょうか。
何かを得るために何かを捨てると言いますが、命を代償とするにはあまりにかけるものが大きすぎます。
ボディービルダーである北村克哉さんもあの筋骨隆々なたくましい体格は使用していた可能性が高いと思う方もいます。
その疑惑の原因の一つと言えるのが、過去に2011年のレスリング全日本選抜大会で、優勝した際にドーピング検査で陽性となりました。
その時は、「海外から輸入したサプリメントを服用していてその中にそういう成分があったかもしれない」と発言していて、ステロイドそのもの自体は接種していないとのことでした。
今回の事件がストロイドの副作用での心臓肥大が原因だという方で、実際にステロイドを使ったことのある方がいました。
その方によると、ステロイドを使うと確かに使っていない時よりも早いスピードでの筋肉の発達が感じられたそうです。
しかし、ステロイドの使用をやめると筋肉が小さくなり、筋肉を保つためには継続的に使わないといけないということが明らかになりました。
この抜けることの出来ないサイクルに北村克哉さんは陥ってしまっていたのでしょうか。
副作用のためにステロイド使用をNGとする大会がある一方で、使用を許可する大会もあることからこのサイクルから抜けられない選手が依然としていると考えられます。
北村克哉のベンチプレスがすごい「平均男性の6倍」
ボディービルダーとして筋骨隆々の北村克哉さんですが、一体この体でベンチプレスを上げるとどれくらいの数字になるのでしょうか。
調べたところ、マックスで240キロ上げるそうです。
すごい数字ですが、平均が分からずいまいちピンとこない方もいるかもしれません。
平均が40キロだと言われていて、倍の80キロ上げれば中級者、100キロ上がればすごいと言われるそうです。
240キロということは平均の6倍、中級者のさらに3倍、上級者の中でもトップ中のトップだということが分かります。
北村克哉はボビーオロゴンと昨年対戦していた「日本人離れしたパワー」
北村克哉さんは元プロレスラーですが、レスリングの戦績も輝かしい結果でした。
プロレスラーになる前には、レスリングをしていて、グレコローマン96キロ級で全日本選手権3連覇しています。
筋骨隆々な体格が見た目だけでなく、日本人離れした強力なパワーを備えていたことが分かります。
プロレスを引退した後に、ボディービルダーに転身した北村克哉さんですが、昨年の11月にはボビーオロゴンとライジンで対戦していました。
残念ながら、結果はチョークスリーパーにより2ラウンドにタップ負けとなりました。
こればかりは、経験の差が出たように感じられました。
ボビーオロゴンさんは格闘技の経験が4戦ありますが、北村克哉さんは格闘技の経験とはいえプロレスで実質総合格闘技は初めての経験でした。
しかし打撃のみの勝負であれば、北村克哉選手にも勝機があったのではないでしょうか。
一発の打撃の強さでは負けていなかったでしょうし、寝技になってしまうとどうしても実力差が顕著になります。
追記:業界内からは共に戦った仲間から悲しみの声が寄せられています。
新日本プロレスで同期入門で”ヤングライオン”としてタッグを組んだこともあるオーカーン
別の話題についてのコメントでしたが、次第に北村克哉さんについてと捉えられる内容となりました。
涙ながらにコメントし、最後は言葉をつまらせてその場を去ったようです。
北村克哉は結婚していたのか「残された愛犬の存在」
北村克哉さんは36歳でしたが、結婚や彼女については公表されていませんでした。
家族について唯一公表されていたのは、ペットとして飼っていたアメリカンブリーの「win」です。
winくんが残されてしまった今、誰か代わりに育ててくれる存在はいたのでしょうか。
ちなみにWINという名前の由来は、「勝ちたいという験担ぎ」だそうです。
北村克哉さんに似てなのかWINくんも大きく育っていました。
コメント