ウクライナで日本人義勇兵として戦っていたドブレさんが戦死したと報道されました。
ドブレさんは、ウクライナの日本人志願兵として戦っていました。
ドブレさんのTwitterを紹介し、家族や台湾人兵士の友人がいたこと、ウクライナにいる他の邦人についても紹介します。
そしてドブレというアカウント名の由来についても考察していきます。
ウクライナの日本人義勇兵のドブレさんが戦死「11月9日に死亡か」
11月10日の深夜3時ごろに、「日本からの英雄よ安らかに」という言葉と共にウクライナの日本人義勇兵のドブレさんのTwitterアカウントが添えられていました。
ウクライナの日本人義勇兵であるドブレさんが亡くなったのは、11月9日だったのでしょうか。
追記:11日には日本人政府からも松野官房長官により、日本人義勇兵が戦死したということは報道されました。現地時間の9日に亡くなったとのことでgangstaさんのツイートが真実だと分かりました。
Twitterではドブレさんを追悼する声が多数ありました。
ドブレさんには奥さんがいたという情報や、先に旅立たれた台湾人兵士友人についても触れられていました。
ウクライナの志願兵は今年の4月の情報ですが、戦闘経験のある志願者のみ許可されていました。
ドブレさんに戦闘経験があるということは、自衛隊に元々所属していたのでしょうか。
ロシア国防省の調べでは、8月上旬時点でウクライナにいる外国人義勇兵は2192人でした。
ウクライナ人で日本語でツイートされている「スヴィタ忍者部隊の国際軍団のウクライナ軍(@LegionNinjas)」さんのツイッターアカウントでは、ドブレさんの死因は頭部に対する負傷とのことです。
ドブレさんがウクライナの日本人義勇兵として入隊したのも夏頃からだと明かされていました。
11月12日には、「報復のハンマー」という残虐な動画が公開されました。
エブゲニー・ヌージンさんというロシアの傭兵として戦闘していましたが、投降し「ウクライナに親族がいるからウクライナ軍として戦う」とウクライナメディアの取材で語っていました。
しかしロシア側に連れ戻されてしまい、頭部をハンマーで叩かれ死亡するという動画が通信アプリ「テレグラム」で公開されました。
ウクライナの日本人義勇兵のドブレさんのTwitter「ドブレは本名ではない」
ウクライナの日本人義勇兵のドブレさんは、本名や素顔は公表していません。
しかしTwitterアカウントがあり、フォロワーも1万1千人いました。
素顔は公開されていませんが、フォルムはまさに軍人でトレーニングをされているためかもちろん太っていませんでした。
ドブレさんの最後のツイートは亡くなる4日前の11月5日でした。
その内容は、「私たちに来世というものがあるならば、また彼と友人になりたい」でした。
天国で彼らは再開することが出来たのでしょうか。
ご冥福をお祈り致します。
ドブレさんと台湾人兵士の戦友とは、訓練生時代から一緒でした。
二人は英語で話していたそうで、優しくて面白い方だったそうです。
戦争が終わったら、台湾人兵士の友人の故郷に遊びに行くと約束もしていたそうです。
一人でもお墓参りとして、故郷の台湾には行く予定だったのかもしれません。
ドブレさんのTwitterでの最初のツイートは現地の食べ物と思われる画像を載せられていました。
7月13日の投稿で、これが現地入りして当初の書き込みだったのでしょうか。
初めてしばらくは画像のみを載せるスタイルで文章は添えない形式で書き込みを続けていました。
「WAR IS HELL(戦争は地獄)」は、実際に現地にいる人間の言葉と平和な国にいる人間の言葉では重みが全然違いますね。
現物と思われる爆弾と共に撮られたツイートもありました。
サバゲーが好きな方は日本にもたくさんいますが、現地の本物を見る機会は日本で生きていてありません。
ドブレさんが描いた絵でしょうか。
キャラクターが対ロシアのウクライナ軍に変装しています。
「ゆっくりしていってね」という言葉と丸いキャラクターは東方プロジェクトという作品から来ています。
ウクライナの日本人義勇兵のドブレさんの由来は?「スロバキア語とフランス語圏の苗字」
ウクライナの日本人義勇兵のドブレという名前は本名ではありません。
「ドブレ」という名前の由来は何だったのでしょうか。
調べてみるとスロバキア語で「ドブレ」がありました。
意味は「うん」とか「そうだね」といった相槌だそうです。
「OK」とか「いいね」といった様々なニュアンスで使われるようですが、肯定的な意味であるとはいえそうです。
ウクライナへの志願兵だったので、ウクライナへの肯定的な意味でドブレにしたのでしょうか。
もう一つが、ドブレはフランス語圏に見られる苗字だそうです。
ルーマニアの体操競技選手やフランスの首相などにドブレという人物がいますが、彼らの中に憧れの人物がいたのでしょうか。
ウクライナの日本人義勇兵のドブレ以外の邦人「8月時点で10人が登録していて1人は帰国」
ドブレさんはウクライナの日本人義勇兵でしたが、今年の8月時点で日本人はウクライナの義勇兵に10人が登録していました。
うち1人は帰国したそうですが、ドブレさんが戦死したので残り8人ということでしょうか。
政府は帰国を呼びかけ、ウクライナへの渡航もやめてくださいと声明を発表しています。
ウクライナの日本人義勇兵には、Twitterをやって現地の情報を発信している人がドブレ以外にもう一人います。
「gangsta」です。
ウクライナの現地の戦闘の様子をツイートしてくれるため、最前線の報道機関であり最新の情報を発信しています。
戦争で生き残るための秘訣は「ヒーローにならない」でした。
目立とうとすると自らを危険にさらす必要があるため、それを避けるというニュアンスでしょうか。
ドブレさんとgangstaさんは交流があり、「ドブレさんと遊んだにくおくんめっちゃ面白かったな」とゲームで遊んだ思い出を懐かしんでいました。
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