波汐国芳(なみしおくによし)さんは、福島市北沢又に住む無職の97歳です。
波汐国芳さんの顔画像について、フェイスブックとインスタグラムで調査しました。
同姓同名の人物が作家におり、元作家だった可能性や同じ高齢者による過去の類似事故、任意聴取で現行犯逮捕ではなかったことについても紹介します。
事故現場の福島市南矢野目の市道は見通しの良い道路でした。
追記:過失運転致死の疑いで、波汐国芳容疑者は逮捕されました。
作家だったことも報道されました。
波汐国芳は97歳の事故した運転手「車が原因か運転手が原因か」福島市
波汐国芳の顔画像は?「Facebookやインスタグラムを調査」
波汐国芳容疑者は97歳生まれの福島市在住です。
97歳は1925年(大正14年)生まれです。
追記:波汐国芳容疑者の顔画像が報じられました。
令和の時代に大正生まれは貴重ですね、大正・昭和・平成・令和と4つの年号を生きていることになり、戦争体験者でもあります。
波汐国芳容疑者の顔画像は現在報じられていませんでした。
そこでフェイスブックやインスタグラムを通じて顔画像を調査しました。
まずはFacebookを調査しました。
しかし同姓同名のユーザーはいませんでした。
97歳と高齢の方なので、こういったSNSはされていないのかもしれません。
続いてinstagramについても同様の調査を行いました。
しかしこちらも同姓同名のアカウントがありませんでした。
苗字と下の名前どちらも珍しいですよね。
同姓同名の人がいたら本人の可能性は高そうです。
波汐国芳は元作家か?「同姓同名で同い年だった」
ネットで検索をしてみました。
すると作家に同姓同名の人物がいました。
事件で報じられていた波汐国芳容疑者と同じ名前で97歳という年齢も一致しています。
どちらもまだご存命です。
珍しい名前で、97歳の高齢の同姓同名ということで、本人の可能性は高いですが、確証は現段階ではありません。
過去に9冊本を出版しているようで、最近では2016年に「警鐘」というタイトルで出版されていました。
91歳で本を書いているというのもすごいですよね。
歌集を多く出版されているので、歌人なのでしょうか。
初めて出版したのが70歳の頃の1995年で、セカンドライフとして作家になったのでしょうか。
短歌部門で受賞された際の波汐国芳さんの顔画像も掲載されていました。
過去の波汐国芳さんのプロフィールを調べてみました。
- 1925年、福島県いわき市生まれ
- 1947年「潮音」に入社
- 四賀光子さん・太田青丘さんに師事
- 2007年、歌集「マグマの歌」で第34回日本歌人クラブ賞を受賞
- 2009年、福島県文化功労賞受賞
- 2010年、地域文化功労賞(文部科学大臣表彰)
- 現代歌人協会会員
- 日本歌人クラブ東北ブロック参与
- 福岡県歌人会顧問
- 「翔」編集発行人
- 「潮音」「白夜」選者
福島県とも関わりが深い方のようです。
そして文化功労賞を受賞するなど、素晴らしい経歴をお持ちでした。
潮音(ちょうおん)は短歌結社誌です。太田水穂さん(太田青丘さんは水穂さんの兄の子で水穂さんと光子さんの養子)が創刊した雑誌です。
ちなみに最年長の芥川賞は75歳9か月の黒田夏子さんです。
その一回り以上も年上の作家なので、最高齢の作家でしょうか。
確認出来た最高齢の作家は、98歳の柴田トヨさんという作家でした。
98歳で出版した処女詩集「くじけないで」が160万部のベストセラーとなっていました。
98歳でベストセラーはすごいですね。
波汐国芳の家族は?「現在は一人暮らしか」
作家の波汐国芳さんの家族は数年前に妻を亡くしており、一人暮らしだそうです。
子供や兄弟がいるかどうかは明らかになっていません。
追記:波汐国芳容疑者の娘と息子が東京に住んでいて、たまに帰ってくるそうです。ヘルパーさんが週に何度か波汐国芳容疑者の元を訪れていたようです。弟子の方も車や自転車に乗ってよく訪ねていたようです。
家族がいれば、免許返納の話も出ていたかもしれませんが、一人暮らしであれば免許返納の打診をする人物も周りにいなかったかもしれません。
家族が高齢になった時に「親に運転免許を返納してもらいたいですか?」というアンケートでは、すでに半数近くが返納しているというデータがあります。
そしていずれは返納を含めると全体の93%は「返納してもらいたい」という結果が出ています。
ただ「親に返納してもらいたい」という気持ちは9割以上の人が思っていたものの、実際に話し合いをしたことがあるというのは半数以下に留まりました。
家族の気持ちを本人に伝えるのは難しいのが現状のようです。
もし波汐国芳さんの周りに家族がいても、返納してもらいたいという気持ちはあるものの返してほしいとは言えなかったという可能性もあります。
追記:運転免許更新時の認知機能検査は問題がなかったとのことです。
波汐国芳容疑者の息子のコメントによると、波汐国芳容疑者はこれまで事故を起こしたことはなかったようです。(11月21日22時更新)
捜査関係者は、現場の常陽から時速30キロ~40キロで歩道を走行していたと分析しています。
波汐国芳以外にも高齢者の事故「同じ日に4件も発生していた」
波汐国芳さん以外にも高齢者の事故は多数起こっていました。
波汐国芳さん含めなんと同じ日に4件も事故が発生していました。
新潟県佐渡市では、82歳の男性が運転する普通乗用車が、介護士説明が入った石造りの表示板に正面から衝突しました。
夫婦で乗っており、運転手の男性は死亡、一緒に乗っていた79歳の妻も背中に痛みを訴えていました。
他にも広島県でアクセルとブレーキを踏み間違える事故がありました。
アクセルを踏み間違え、コンビニに乗用車が突っ込みました。
怪我人は幸いいませんでしたが、窓ガラスは派手に割れており、車が完全に店内に侵入しています。
店内に人がいれば、死亡事故に発展していてもおかしくない事故です。
そして静岡県藤枝市では、乗用車が用水路に転落する事故も発生しています。
警察の情報によると「車を駐車しようとして誤って転落した可能性がある」とのことでした。
11月10日の「週刊文春」では、片山さつきさんの78歳の秘書が信号無視で事故を起こしたが、被害者を置き去りにしたと報じられています。
片山さつきさんは警察が来る前に現場を離れ、その後に運転していた秘書が戻ってきたそうです。
片山さつきさんは「スーパーシティ構想」推進派で、免許返納を促すべき立場ですが、自身の秘書が高齢者で運転手として運転させていたようです。
※スーパーシティ構想はAIなどの先端技術を駆使して未来都市を実現し、住民の生活を暮らしやすくしようというものです。
日本では免許返納は義務ではありません。
そのため免許返納のシステムがありますが、波汐国芳さんのようにそのまま乗ることも出来ます。
ただ免許を返納する人は2009年~2019年の10年間で8倍増えて42万人以上だそうです。
ただし75歳以上での免許更新の際には認知機能検査と高齢者講習があります。
認知機能検査は認知症かどうか確かめる検査で「検査時の年月日、曜日と時間を回答するもの」と「イラストを記憶し、一定時間後に同じイラストはどれか答える記憶力テスト」の2つがあります。
検査結果は書面で通知されます。
高齢者講習は「運転適性検査」「座学講義」「実写指導」の3つで2時間あります。
免許返納を行った人の平均年齢は76.96歳だったそうです。
75~84歳が半分以上を占めますが、65歳未満での返納も4%いるようです。
返納すると「身分証明書がなくなる」と不安になる方もいますが、「運転経歴証明書」が身分証明書としてもらえます。
写真が付いていて有効期限がないため、更新に行かないといけないという手間もありません。
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