渋谷区道玄坂2丁目の渋谷駅前交番の近くで、警察官にハサミをつきつけて拳銃を奪おうとした事件で、兵庫県から来たという26歳の自称建設業の犯人の男の顔写真は現在明らかにされていませんが、事業の失敗が原因でしょうか。
警察官から拳銃を奪おうとした過去の事件では警察官が死傷していることから、今回の事件では本気で奪う気はなかった可能性も紹介しています。
東京渋谷の渋谷駅前交番近くで警察官から拳銃を奪おうとした事件「本気で奪う気はなかった?」
23日の深夜に渋谷区道玄坂2丁目の渋谷駅前交番の近くで、警察官にハサミをつきつけて拳銃を奪おうとする事件がありました。
犯人は自殺が目的で、殺人目的ではなかったと供述しているようです。
自殺するには他にも手段があったかと思いますが、追い詰められて頭が働かない状況だったのでしょうか。
深夜という時間帯だったこともあり、突発的な行動だった可能性もあります。
渋谷駅前にある交番ということもあり人通りも多い場所ですが、深夜なのでそれほど人は多くなかったと思われます。
自殺したいという人間の中には、自分で死ぬ勇気がないから「死刑になりたい」という身勝手な理由で周りに迷惑をかける人間もいます。
しかし今回は犯人の供述ではそのつもりがなかったとのことですが、真実はどうなのでしょうか。
警察官から拳銃を奪おうとした犯人は?「事業の失敗が原因か」
23日時点では、犯人について26歳の自称建設業の男で住所不定とされています。
兵庫県内に2週間前に関東地方に来たそうです。
これ以外は現時点では明らかにされていませんが、データを元にどういった人物なのか、どういった背景があったのかについて考えてみましょう。
コロナによる失業増加や円安の影響など増えている状況です。
令和1年から少し増えているのはそういった影響と思われます。
しかしピークは平成15年頃で34400人ほどだったのが、令和3年には21000人ほどとピーク時と比べると1万3千人の約4割減少しています。
世界では18位となっています。1位はガイアナで約44000人です。
犯人は自営業の男ということでしたが、自営業は一番下の赤色で割合としては少ないです。
割合で見ると無職の自殺が最も多い状況のようです。
無職が多いというのは、経済的にも生活していくことが難しく納得の結果に思えます。
自営業の男が自殺するのは、事業の失敗が原因でしょうか。
犯人は26歳とまだ若いですが、自殺する年代は大きな差がないという結果が出ています。
年代によって悩む理由も違うかと思いますが、割合には違いがありませんでした。
今回事件が起こった東京での自殺が最も多い数字を占めていますが、人口が多い東京・大阪が高い数字を占めていることから、人数に対するパーセントで見ると特段多いとは言えないと思います。
健康問題が黄色で最も大きい割合を占めていますが、近年の傾向としては減少していて、経済・生活問題や家庭問題が増加の傾向にあるようです。
警察官から拳銃が奪われた事件は過去にあった「奪われる警察官は死傷している」
警察官から警察を奪おうとした事件は過去にも発生しています。
2019年に大阪府吹田市の千里山交番で警察官が襲撃され、この時は拳銃が奪われました。
この事件では、警察官の胸に刃物が刺さっており重体という状況でした。
奇跡的に警察官は5日後に意識を回復しました。
しかし警察官のホルスターから拳銃が釣り紐ごと盗まれており、全国で指名手配され大阪府箕面市の山のベンチで横たわっているところを発見されました。
その後拳銃を調べると、5発入っていたはずが4発しかなく1発どこかで発射されていたとのことです。
この犯人がテレビ局役員の息子という噂もあり、そのためか詳しくは明らかにされていません。
2018年にも拳銃が警察官から奪われる事件が発生しています。
この時は襲われた警察官が30か所刺され死亡しました。
この時の犯人は拳銃を奪った後、小学校に向かい学校の警備員に発砲し、警備員も亡くなりました。
犯人は元自衛官だったこともあり、小銃経験があり拳銃の扱いには慣れていたと言われています。
このように本気で拳銃を奪おうとするなら、こういった形で警察官に危害を加える可能性が高いですが、今回の事件では刃物をつきつけて脅すに留まっています。
本気で奪う気はなく、未遂で捕まりたかったということなのでしょうか。
今回は未遂なのですぐに釈放される可能性が高いですが、顔写真が明らかにされていないので、近くにいても分からないですし、巻き添えにならないか心配ですよね。
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