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田中幸雄容疑者は工藤会系組幹部「重武装で過去にロケットランチャー所持」餃子の王将

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田中幸雄容疑者は工藤会系組の幹部として、餃子の王将の社長だった大東隆行さんを射殺した疑いで逮捕されました。
工藤会は重武装で有名で過去にはロケットランチャーが押収されたこともあります。
田中幸雄の逮捕は初めてではなく、大林組を銃撃して逮捕されたことや過去に30万円の餃子を振る舞う社長の豪快さも紹介しています。

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田中幸雄容疑者は工藤会系組の幹部「重武装で有名で武器の摘発が相次いでいた」

餃子の王将の社長だった大東隆行社長を銃殺したとした犯人として、田中幸雄容疑者が逮捕されました。
犯人の田中幸雄容疑者は、工藤会系組の幹部だそうです。

正式には工藤会系の石田組で、ナンバー3として本部長をしていたのが田中幸雄容疑者です。

銃で殺害というのは日本においてあまり耳にする機会がないですが、非常に物騒ですよね。
工藤会は、重武装で知られていて2010年以降は特に武器の重武装で摘発されています。

田中幸雄容疑者の工藤会系組はロケットランチャーを所持

武器庫には、殺傷能力の高い海外製の重火器を所持していたことが明らかになっています。
2012年には、なんとロケットランチャーが押収されました。

ロケットランチャーはゲームでしか聞いたことがありませんが、実際に所持している人がいて暴力団が所持しているというのは驚きですね。

ただのピストルだけでなく、高度な重武装をしているのが工藤会のようです。
工藤会は九州に拠点を置く暴力団ですが、京都に本社を置く王将はかなり距離がありますが、依頼があれば日本全国どこへでも行くということなのでしょうか。

そんな工藤会ですが、唯一の特定危険指定暴力団に指定されています。
今回の王将の社長、大林組を銃撃するなど一般人を襲う悪質さから2012年に特定危険指定暴力団に指定されました。

特定危険指定暴力団は日本最大の暴力団の山口組や住吉会などを含めても唯一の工藤会のみということからも武力派の危険性が感じ取れます。

過去には、山口組が工藤会の本拠地でもある北九州に勢力拡大を勧めようとして抗争が起こっています。
その後も工藤会が残っていることから、人数では10倍以上の山口組と渡り合うほどの武力を持ち合わせていることなのでしょうか。

追記:工藤会の構成員の人数が、370人から50人減(13.5%減)の320人に過去最少人数に減少したと報道されました。

暴力団排除の社会的な影響もあり、暴力団の構成員は2007年以降、全体的に減少傾向で9年連続で過去最低を更新しています。

2014年には、福岡県警が特定危険指定暴力団である工藤会壊滅に向けて工藤会のトップ2人を逮捕しました。

過去の市民襲撃の4つの殺人罪で21年にはナンバー1の野村悟被告を死刑、ナンバー2の田上不美夫被告を無期懲役としました。

田中幸雄容疑者は餃子の王将の社長を射殺「過去に30万円の餃子を振る舞う豪快さ」

田中幸雄容疑者は、2013年12月に王将フードサービスの本社前の駐車場で、社長だった大東隆行さんを銃で殺害した疑いで逮捕されました。

9年前の事件でかなりの時間がかかりましたが、未解決とならず犯人を捕まえることが出来たようです。
事件現場近くで落ちていたたばこの吸い殻から田中幸雄容疑者が浮上したようです。

逮捕までこれほどの時間がかかったのは、立証に十分な証拠を集めていたからだと思われます。
殺人罪を立証するにはそれだけの証拠が必要で、たばこの吸い殻が落ちていたからだけで犯人とするわけにはいきません。

それ以外にも現場からの逃走に使われたオートバイの硝煙反応や田中幸雄容疑者の事前の足取りなど詳細に検証する必要があったからだと思われます。

田中幸雄容疑者の福岡刑務所から京都への移送には5台の車両を使用するようです。
田中幸雄容疑者だけの移送であれば1台で十分なはずですが、工藤会が武装派の特定危険指定暴力団だということもあってでしょうか。
どの車両に容疑者が乗っているか分からなくしている狙いがあると考えられます。

大東隆行さんは、満面の笑みで優しそうな人相が感じられます。
25口径の自動式拳銃で腹部を3発、胸を1発撃たれた失血死とされています。

過去に2012年には、スタミナをつけるためということで、京都橘高校のサッカー部員の全国高校大会で準優勝した際には、店舗を貸し切って160人前の餃子(30万円相当)をふるまったというエピソードもあります。

動機は明らかになっていませんが、調べていくとある情報を発見しました。
2005年から10年間にわたり、約260億円にも上る不動産取引という巨額の資金が王将から流出したことが関係しているのではないかと見られています。

王将の社長だった大東隆行社長が内部報告書をまとめ、その1か月後に殺害され公表を抑える狙いがあったのではないかという見方もされています。

この取引は王将自体も悪いので、内部の人間が依頼する可能性もゼロではありません。
追加報道で動機や経緯に関して明らかにされるのでしょうか。
警察がどこまで詳細まで把握しているのか、そして容疑者とされる田中幸雄が黙秘することなく真実を語るのかというのも不明です。

追記:雑談には応じるものの、今回の事件に関しての取り調べには黙秘をしているようです。京都府警は単独犯ではなく、工藤会に共犯者や指示役といった組織的な犯行として捜査を続けているとのことです。(10月29日19時更新)

組織内で口が堅いことでも知られていて、取り調べは難航することが予想されます。
過去に大林組の銃撃で逮捕された際も一切口を割らなかったことや話してしまうことで家族や親族に危険が及ぶ可能性があるということからも今回も何もしゃべらない可能性が高いです。

11月3日、捜査関係者たちが田中幸雄容疑者の所属する工藤会系組事務所に捜査に入りました。
機動隊もかけつけ、40人という大勢での捜査となりました。

捜査関係者以外に機動隊もつけるのは厳重態勢ですね。
何か事件に関係する物が得られればいいですが、事件からかなり時間も経過していて証拠は残っていない可能性も高そうです。
福岡や東京、大阪などに捜査員を派遣していて、防犯カメラの映像に加えこれまでに6000世帯に聞き込みを実施したそうです。

田中幸雄容疑者は2008年にも大林組を銃撃して逮捕されていた「殺し屋を請け負っていたか」

田中幸雄容疑者が逮捕されたのは今回が初めてではなく、2008年に銃撃し2019年11月に懲役10年の判決を受けて福岡刑務所で服役中でした。
そしてその時も銃撃だったようです。

2008年の銃撃は王将ではなく、ゼネコンの大林組だったようです。
この事件の動機は、大林組が北九州市で受注した建設工事に関して工藤会にみかじめ料を支払うよう脅したとされています。

王将と大林組は飲食とゼネコンという他業種ですが、殺しを依頼された殺し屋業をしているのか、非常に物騒ですね。
田中幸雄容疑者は大林組の銃撃事件で服役中でしたが、今回新たに逮捕状が出て福岡刑務所から京都に移送される流れとなりました。

この大林組銃撃事件で逮捕される前年には、大麻所持で逮捕されていましたがこの際は不起訴となったようです。

王将の銃撃事件で逃走に使われたバイクが防犯カメラに映っていたそうですが、盗難車でした。
下見には田中幸雄容疑者の知人が貸した車が使われ、使用後には「自分が乗ったことは分からないようにしてくれ」と依頼されたことも捜査関係者の調べで明らかになりました。

入念に逃走経路に関しても準備をしていたことが分かります。
盗んだバイクを使うというのは大林組を襲撃した際にも同様の手口が使われたようです。

重武装で有名な工藤会ですが、過去には福岡県警との癒着が明らかとなった収賄事件がありました。

警察官4人に3120万円渡していたことが明らかになりました。
警察の権威にも関わる事件で、市民からも批判が上がりました。

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