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竹内弘幸容疑者による暴力団員の生活保護適用「ケースワーカーが抱える社会問題」

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竹内弘幸(たけうちひろゆき)容疑者が暴力団員だったことがなぜ分からなかったのか、そもそもどのように暴力団かどうか照会しているのかについて紹介しています。

元暴力団員の場合、生活保護は受給出来るのか、ケースワーカーが一人で百人以上担当しているという社会問題から来る不正受給についても解説しています。

また2009年にも放火で逮捕されており、恐喝で公判中だったという余罪についても紹介しています。

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竹内弘幸容疑者は暴力団だった「本人が言って初めて分かった」

竹内弘幸容疑者は市役所の職員を脅したとして逮捕されました。
暴力団だと発覚したのは、本人が自ら言ってしまったことが原因のようです。

本人が言うまではヤクザだということが知られていなかったようです。
今回は一時金の支給の申請に来ていた際のトラブルだったようで、生活保護の受給は以前から継続的に受けていたと考えられます。

確かに報道の顔写真を見た限りだと、どこにでもいる50代の男性といった印象で、街ですれ違っても私たちが暴力団かどうか判断するのは難しい印象です。

現段階では本人の発言だけの情報なので、本当に暴力団員だったかどうかは分かりません。
単なる脅しで暴力団員がいると言った可能性もあります。

しかし、本当に暴力団員だった場合は他にも受給者にいる可能性があるため、制度の見直しや受給者の身辺調査をさらに行う必要も出てきます。

たとえば、現金支給ではなく生活に必要なものを現物支給したり、寮などで生活してもらうなど仕組み上の変更をすることで、現金を目的とした不正受給は減らせるかもしれません。

竹内弘幸容疑者のように生活保護を暴力団が受給出来るのか「組員名簿を元に判断」

そもそも暴力団は生活保護を受給出来るのでしょうか。
調べてみると、現役の暴力団員は生活保護の対象外のようです。

しかし暴力団員かどうか完全に把握しているわけではなく、警察による組員名簿を元に判断されているようです。
そのため、組員名簿が正確でない場合は今回のように受給されてしまう可能性が出てきます。

一方”元”暴力団員だった場合はどうでしょうか。
元々はヤクザだったが、今はやめて一般人として生活しているという場合です。

受給出来る場合と出来ない場合があるそうです。
一般人として生活しているのであれば、暴力団との関わりを持っていないので、受給出来る条件を満たしていることになりますが、「警察の情報が5年更新されずに保管される」のが原因のようです。

なので、暴力団を脱退したにも関わらず、組員名簿に名前が残っていて受給出来ないというケースがあるようです。
その場合は、破門状や絶縁状といったもので脱退したことが分かる書類があれば受給出来るとのことです。

竹内弘幸容疑者が暴力団だと照会で分からなかったのか「ケースワーカーは百人以上担当している」

警察が組員名簿というものを作成していて、それで市役所の人間は暴力団員かどうか判断する材料としているようです。

警察によると、指定暴力団は全国で25団体あるようです。
山口組がテレビで取り上げられることもあり有名ですが、六代目と神戸で分かれているようですが、4000人も所属しているようです。

その他の暴力団が数十人という組も多い中でたくさん団員がいる組だと数千人と規模の大小には大きな差があるようです。

暴力団員は全体で約12000人いるとのことです。
25団体ある中で全体の1/3以上が山口組1つで構成されているというのはすごい数字ですね。

地域差も大きく、関東と関西がメインのようですね。
四国地方には香川県のみで30人の暴力団が一つのみのようです。

暴力団員は年々減少傾向にあるようです。
警察や色んな企業でも暴力団との付き合いを制限するなど社会的な関わりを持たないようにする動きの影響でしょうか。

生活保護の受給がスタートしてからも、不正受給がないかケースワーカーという方が定期的に受給者の家庭訪問を行っています。

不正受給として有名なのが、働ける元気な身体にも関わらず、生活保護を受給しそのお金を使いパチンコ屋に毎日行っているという話もあります。

本来の目的は、不正受給の確認以外にあり、自立のために必要なことを把握したり、体調に問題がないかといったことを確認するためです。

しかしこういった不正受給が後を絶たないため、監視するのも仕事内容の一つとなっているようです。

このケースワーカーですが、一人で100人以上の生活保護受給者を担当するようです。
コロナ禍の影響もあり、以前よりもさらに生活保護を受給する人が多い現状です。
そのため、1人辺りに避ける時間は多くありません。

全員の詳細を把握するのは難しく、トラブルを抱える受給者の対応に時間を割けばその分全体に時間をかけることが出来なくなります。

この人数のバランスが見合っておらず、この問題を解決しないことには、不正受給を見つけ出すのは難しいのかもしれません。

竹内弘幸容疑者は2009年にも逮捕されていた「本物の暴力団員だった」

竹内弘幸容疑者について調べていると、2009年にも逮捕されていたことが分かりました。
報道で2022年時点で48歳でしたが、2009年の時は35歳で年齢も一致しています。

本人が本物の暴力団員かどうか疑問に思う声もありましたが、2009年の報道情報によると元暴力団員とのことなので、本物のヤクザだったと考えて間違いなさそうです。

2009年の時は放火で逮捕されていますが、詳細を見ると恐喝未遂罪で公判中とあります。
つまり恐喝については今回に限らず以前にも余罪があったことが明らかになりました。

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