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タイ保育園銃乱射事件の警察官の詳細を特定「動機は家族での一家心中か」

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タイ保育園の銃乱射の警察官のパンヤーカムラブについて紹介するとともに、動機は薬物や解雇が原因となったのか、現場となったノンブアランプー県はどういった地域なのか、年収は当時の巡査部長時代の1/2以下になってしまった実情、そして海外のアメリカなどの類似事件を元に日本との違いについて紹介していきます。

タイ保育園銃乱射事件の現場「ノンブアランプー県は貧しい地域の一つ」

事件現場は、タイ東北部ノンブアランプー県の保育園です。
ノンブアランプー県は、タイの中でも貧しい地域の一つです。
この事件の少し前に大雨での洪水があり、その被害を大きく受けた最中だったようです。

人口は約50万人ということですが、日本でいうと大阪府東大阪市(502164人)や栃木県宇都宮市(516546人)と同じくらいです。
地方の県庁所在地と同じくらいの人口が住んでいる県といえそうですね。

タイは日本と違い、簡単に銃が手に入る状況です。
許可証があれば、だれでも拳銃を手に入れることが出来ます。
薬物中毒も疑われる犯人だったため、そういった人でも簡単に手に入れられるというのはやはりこういった事件に繋がる可能性もあるため、考え物ですよね。

タイの首都のバンコクにあるバンコク日本人学校では、「不審者が侵入したときの対策訓練」が行われるそうです。
それだけ日本よりもこういった不審者が学校に侵入してくるリスクが高いといえると思います。

日本では考えられないですよね。
学校の周囲がフェンスで囲まれていて、入り口は警備員が立って施錠されているという厳重態勢だそうです。

事件後、車で自宅に帰り、妻と子供を銃で殺し自分も自殺したそうです。
この突発的にも見える犯行は薬物による影響も考えられます。
ただ日本でも先日の安倍晋三元首相の件があったため、絶対に安心とはいえません。

犯人が死んでしまっているため、動機については分からずじまいとなってしまいました。
現時点で推測されることとしては、解雇されたことや薬物による影響のどちらかが原因となっている可能性は高そうです。

妻と子供がいて、家族を養う必要があるわけですが、解雇による金銭的な不安から絶望しての家族心中に関係のない周りの人間まで巻き込むケースといえるのではないでしょうか。
「人を殺して自分も死のうと思った、死刑になりたかった」などという事件は日本でも起こっています。
秋葉原の無差別殺傷の「秋葉原通り魔事件」などがその典型ではないでしょうか。

関係のない周りをまきこむことなく、自分だけで留めてほしいものですが、周りの幸せが自分との対比で憎らしく思えてしまうというのが犯人の心情なのでしょうか。

タイ保育園銃乱射事件の警察官を特定「元巡査部長で年収は当時の1/2以下か」

覚せい剤を違法所持したことで逮捕され、警察官をクビになったようですが、34歳の「元警察官」として名前は公表されていませんでした。

インターネットで調査を進めていくと警察の元巡査部長で、パンヤー・カムラブという名前だそうです。

タイの平均年収は138万円ですが、地域格差が非常に大きいそうです。
首都バンコクと貧しい地域で2.3倍もの差があるようです。
事件のあった、ノンブアランプー県は貧しい地域のため、この地域で働いている場合は年収が低いことが予想されます。

そして、犯人のパンヤーカムラブは警察の巡査部長だったとのことですが、警察の平均年収は54万バーツ(4,5万×12か月で算出)で、首都バンコクの約53万バーツよりも少し高いくらいです。

そう考えると、解雇当時の1/2以下の給料で妻と子供を養わなければなりません。
これは生活を続けていくのは大変なのは簡単に予想がつきます。

タイ保育園銃乱射事件のような海外の類似事件「日本は平和?」

今回に限らず、タイでは警察官や軍人の犯罪が増えていて、警察官や軍人に対する信頼にも影響を与える社会問題となっているようです。

日本でもときどき警察官や政治家といった公務員による犯罪がありますが、銃が簡単に手に入るタイではこれ以上に危険な社会問題といえそうです。

銃社会とも言われるアメリカでは拳銃による殺人は9月だけでも11件と日本では考えられないほどの件数が起きています。

今回のような銃乱射事件においても、6月にはたった3日間で13件もの銃乱射事件があったとニュースで報じられています。

女性が男性に力で立ち向かうのは難しく、対向の手段・自己防衛としてこういった武器を用いる必要性は考えられますが、防衛のみならず殺人にまで発展してしまう過度な反撃にもなってしまいます。

日本では銃のみならず、刃物の所持も逮捕となりますが、殺人事件の抑制という意味では、アメリカや今回のタイの事例を見ると平和で良い社会といえるのかもしれませんね。

モラトリアムニュース

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