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坂上慎一容疑者の経歴「周りから胡散臭いとの声も」NPO法人さるく

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中学生を監禁した疑いで逮捕された坂上慎一容疑者についてここではまとめていきます。

坂上慎一のプロフィール 活動は旧姓の長瀬を使っていた

坂上慎一(さかうえしんいち)容疑者は57歳で福岡県久留米市のNPO法人「さるく」の理事長として働いています。

坂上慎一容疑者は、ABA(応用行動分析学)を使った臨床心理士として自閉症や発達障害の子供たち、不登校になっている強度行動障害の生徒をこれまで相手にされていたそう。

名字の坂上というのは、本名で普段の活動では旧姓の長瀬を使っていたそうです。
この旧姓をあえて使っている理由がなにかあるのではないか、本名を隠したい理由があるのかと今回事件を起こしていることからも勘ぐってしまいますよね。
この後紹介する福岡以前の横浜の活動で余罪について探っていきます。

出身大学は、上越教育大学という新潟県にある大学で、偏差値は55-57ということで、平均を表す50より上ではありますが、東京大学や早稲田といったトップクラスではなかったようです。
有名人では、元体操選手でアテネオリンピックにも出場した石坂真奈美さんやハードル選手の倉林和宏さんがいます。

働いているさるくは、児童発達支援や放課後等デイサービスを行っていて、「1対1の個別療育で”できる”をふやす」をモットーとされているNPO法人のようです。

一般的な塾での教育では、教科書や参考書などを使って授業を行って学力を伸ばしていくのが一般的ですが、NPO法人さるくでは人間力を伸ばすために変わった手法を取り入れていました。

”相手に要求できる力”を伸ばすトレーニングがあり、これは自発的な人間に育てるためのトレーニングのようですが、マンド・モデル法という専門的な技法を取り入れているとNPOさるくのホームページでは紹介されています。

坂上慎一は今回の福岡の前に横浜で活動「周りからは胡散臭い」との声も

坂上慎一容疑者は今回事件の起きた福岡の前には横浜を拠点として活動していたようです。
本名ではなく、旧姓で活動している辺り、横浜でもトラブルがあり名前を変えて福岡で活動していたのでしょうか。

上越教育大学の大学院で障害児教育専攻の修士課程を修了した後、横浜市の健康福祉局 福祉部で働き始めたそうです。

市役所の福祉課としてキャリアをスタートさせた坂上容疑者ですが、退職後に社会福祉法人横浜やまびこの里「東やまた工房・東レジデンス」に転職しています。

横浜やまびこの里は自閉症支援を行っている社会福祉法人で、今のNPO法人さるくとも通じる業務内容となっていました。

横浜やまびこの里での活動を終えた後に、福岡へと活動の拠点を移動させています。

本人と実際に会ったことのある方の証言によると、自分(坂上容疑者)であれば、「100時間で強度行動障害は改善できる」と発言していたそうです。

家族や教師が時間をかけて苦労しても治らなかった障害が、自分では100時間、わずか数日で治るというのは驚きですし、本当かなと胡散臭いと思われるのも仕方ないですよね。

坂上慎一は今回のトラブルで署名活動に発展

報道では、強度行動障害の矯正のために暴行を加える強引さと自分ならすぐに治せるというビッグマウスぶりから周りからも胡散臭いという印象を受けている坂上慎一容疑者。

今回のトラブルで署名活動にまで発展しているのですが、その署名というのが報道のイメージのような刑の厳罰化を望む声ではなく、真逆の寛大な処遇を求めるというものでした。

署名活動をされている方によると、報道では暴力による強引な場面により悪人の印象があるが、実際の坂上容疑者(本名 長瀬)はそうではないとのことです。

もちろん報道のあった通り暴力はいけないが、現在の法制度や福祉体制が根源であり、今の仕組みでは自閉症の子供たちを救うことは出来ず、その結果このようなことにつながってしまったのではないかと言われています。

坂上容疑者のNPO法人では、変わった手法が取り入れられているように我々としては感じられますが、日本ではこういった手法がまだまだ進んでいないというのが実状なのかもしれません。
本来は、応用行動分析やTEACCHプログラムといったものを色んな場面で取り入れられ認知されることによって、自閉症の子供たちの数も今より減って明るい未来へつながるのかもしれません。

モラトリアムニュース

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